岩政大樹 〜相手を見てサッカーをする〜 より
それよりも大迫選手に「違うな」と感じたのは私が心理面の揺さぶりをかけてみた時でした。
すでにプレーヤーとし厄介だった大迫選手に対して激しくチャージしました。
正当なプレーだったと思いますが、大迫選手は少しイラっとしたのでしょう。その次にボールが入るところで私に必要以上に強く体を当てて挑んできました。
紅白戦とはいえ真剣勝負です。私たちはお互いに一歩も引きませんでした。
紅白戦が終わり、私はひと声かけにいきました。
「お互い謝ろう」と。
しかし、大迫選手はそこでも一歩も引かなかったのです。
「別に悪いことはしていません」という感じで取り合おうともしません。
私もだいぶ粘りましたが、途中で折れ、引き下がりました。
大迫選手は今でこそ日本代表のエースですが、当時は18歳の若造です。
一方の私は鹿島アントラーズで試合に出続けているとき。
「だから」というわけでもありませんが、そこまで私の強気に強気で返してくるとは恐れ入りました。
見てサッカーをすることを学ぶ本からの引用(部分的に)です。
結局、一番印象に残った部分はここでした。
タイミングもあるかもですけどね💦
色々と考える時間をもらう焼津招待となりました。
Vamos Jogador!!!