弓と禅
あなたは引き絞った弦を、いわば幼児が差し出され指を握るように抑えねばなりません。
幼児はいつも我々が驚くほど、そのちっちゃな拳の力でしっかり指を握りしめます。
しかもその指を離す時には少しの衝撃も起こりません。
なぜだかお分かりですか。
というのは小児は考えないからです。
今自分はそこにある別のものを掴むためにその指を離すのだとでもいう風に。
むしろ小児は全く考えなしに、また意図も持たずこれからあれへと転々として行きます。
それで小児は物と遊んでいると言わねばならないでしょう。
弓と禅 より
考えることを考えないくらい考えろ
★☆Vamos Jogador☆★