バスからトラックに乗り換えた男
世界には『アンチ・フットボール』という言葉があります。
ジョゼ・モウリーニョはゴール前にバスを停める。
勝つことだけに拘った、リアリスティックな戦術思想といえば聞こえはいいかもしれませんね。
アンチ・フットボールと言われ始めたのは『ラ・ヌエストラ』の国、アルゼンチンであることはなんとも皮肉なことでしょうか。
ラ・ヌエストラとは個々の技術に優れ、美しく、攻撃的なサッカー、という戦術思想です。
アルゼンチンはサッカーを愛するが故に、その思想が二極化していきました。
では、我々日本人はどうでしょうか?
日本には『フットボール』がないから、『アンチ・フットボール』という言葉がない。
サッカーをすることと、思想のレベルで考えていくことの違いは、結果以上の重みを感じます。
アンチ・フットボールだと非難される日が来るならば、それは日本サッカーの進歩なのかもしれませんね。
☆★Vamos Jogador★☆